活動報告
2024年度 兵庫県写真作家協会フォトセミナー
楽園写真家 三好和義氏フォトセミナー「楽園旅50年の軌跡」
9月14日(土)、神戸市医師会館4階大ホールにて楽園写真家・三好和義氏のフォトセミナーを開催し、会員・会友に一般参加者も加わり総勢114名で実施しました。
いろいろな写真をプロジェクターで投影しながら午後2時から4時まで、楽しい時をすごしました。
三好和義氏は1958年、徳島県のお生まれで14歳の頃より沖縄に3年間通い、その時の写真で17歳の時、銀座ニコンサロンで個展をされました。木村伊兵衛賞も受賞し、最年少で銀座のニコンサロンで個展を開催して大いに話題になったそうです。
その後、撮影地を南の島々へ求め、タヒチ、ナイロビ、モルジブ等、特に沖縄には幾度も通い、石垣島、宮古島、西表島、竹富島,琉球王国の墓所がある伊平屋島・伊是名島、また、八丈島、小笠原諸島にも訪れ撮影されています。
南の島への憧れは幼少の時からあり、長じても南の島々をめぐり楽園のイメージで作品創りをされています。
タヒチのバラモラ島では、ゴーギャンのイメージで撮影、モーリシャスではヘリコプターから入港の撮影、重要文化財である竹富島の桟橋からは夕陽の撮影、モルジブではマンゴー、パパイヤ、バナナの花などをテーブルに並べて20ミリで撮るなど。
小さい時からの夢であったお遍路さんたちの接待の場面を撮ろうと四国八十八ヶ所をテーマにされました。それぞれの寺で許可を取って秘仏を撮影しながら何年もかけて八十八ヶ所を廻られました。また,往時を偲びながら霧の東大寺、降りしきる雪の室生寺の撮影時の話、1年中夏の写真が撮れる八丈島ではアロエの花の撮り方などを話して下さいました。次の撮影地は伊豆大島や近江八景の満月寺とのことです。
デジタルの時代になり、ミラーレスカメラの登場で星や蛍の撮影、全体にピントが欲しい時の深度合成など随分撮影はし易くなっている。そして、楽しいのはプリントを自分で出来ること、いろいろな用紙を使いこなすことによって自由に写真表現ができることにある。
カツオドリ、アホウドリ、掘れば出てくる半化石となったカタツムリの話など地球の楽園を見せてくださいました。